関根義光(せきねもんすたー)の本の虫ブログ

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関根義光(せみねもんすたー)が青春を感じる本!一瞬の風になれ

こんにちは。街を歩いていると部活帰りの高校生とすれ違って、「僕もあんな時代があったな」と懐かしい気持ちになった、せきねもんすたーです。高校生の時は、早く大人になりたいなと思っていましたが、いざ大人になってみると「もっと青春しておけば良かったな」とか色々考えちゃいます。

今回紹介する本は、そんな青春を感じることができる1冊「一瞬の風になれ」です。タイトルを読んでもいまいちどんな本なのかわからないと思うので、簡単にあらすじを紹介いていきます。

一瞬の風になれのあらすじ

一瞬の風になれの表紙の写真

画像引用:Amazon

一瞬の風になれは高校生の陸上部をテーマにした青春小説です。全3巻で構成されているのですが、その3冊のサブタイトルも陸上ならではのタイトルがつけられています。

  1. 一瞬の風になれ イチニツイテ
  2. 一瞬の風になれ ヨウイ
  3. 一瞬の風になれ ドン

かなり粋な演出ですが、実は演出はこれだけではなく3冊を並べると陸上トラックで選手が走っている1枚の絵になるのです。マンガでは背表紙をつなげると1枚の絵になるという工夫がされていることが多々ありますが、小説では珍しいなと僕は思いました。ちなみに、1巻が1年生、2巻が2年生、3巻では3年生のストーリーが描かれています。

先ほど陸上部の話だと紹介しましたが、長距離ではなく短距離の話となっています。短距離と言えばリレーが1番盛り上がりますよね。僕も東京オリンピックの4×100mはくいるように見てしまいました。日本代表は残念な結果となってしまったのですが、一瞬の風になれの主人公たちは最後までバトンをつなぐことができるのか、インターハイに出場することができるのかが大きなみどころとなっています。

 

青春を思い出させる描写が素晴らしい

僕がこの本をおすすめする1番のポイントは、やはり青春を思い出させる描写がすばらしいということです。ぶつかり合いながらも、陸上に全てをかけている彼らの姿は青春そのもの。

高校生なんてもう10年以上も前のことなのに、この本を読むと僕も友人と楽しく過ごした日々や些細なことでぶつかりあった日々を思い出します。この本を読んで、「そういえばあいつ何してんだろ」と高校時代の友人が気になって、思わず連絡までしちゃいました。

普段忙しい毎日を送っていると、純粋なあの頃の気持ちが薄れていきますよね。しかし、本を読むことで何歳になっても青春を感じることができるんです。部活に打ち込んだ人であれば、より一層若かりしあの頃の光景が蘇ってくるのではないでしょうか。

興味がある方はぜひ読んでみてください。